こんにちは!
今回は『恋ノチカラ』というドラマを観たので感想を書かせて頂きました。
『恋ノチカラ』は、2002年に放送された人気ドラマで、全11話の平均視聴率は16.9%ととても高い支持を集めたドラマです。
このドラマはどのキャラクターもとても魅力的で、コミカルなシーンも多くたくさん笑わせてくれます。
特に、深津絵里さん演じる、本宮籐子(30歳で恋人もいない独身OL)がとても魅力的です。
仕事に一生懸命な一面と、恋愛に不器用な一面のギャップが、愛しくもじれったく感じ、とても感情移入して見ることができます。
少し古いドラマですが、『30代独身で好きな人がいる』、『今の仕事に不満がある』、等、同じような境遇の方におすすめできるドラマです。
ドラマ『恋ノチカラ』の 感想レビュー! 『2002年』
『恋ノチカラ』あらすじ
30歳を過ぎた本宮籐子(深津絵里)は、大手広告代理店に勤める女性で、結婚も恋愛もできず、仕事も楽しめない日々を過ごしていました。
そんなある日、藤子が憧れていた同社の人気広告クリエイター・貫井功太郎(堤真一)が独立し、その会社へなぜか誘いの声がかかります。
藤子は悩んだ末に貫井からの誘いに応じますが、出社した初日、人違いで採用されたことを知ります。
元の広告代理店に戻れる訳もなく、貫井企画に居座る籐子ですが、仕事人間の貫井から仕事への信念や生き方を学び、忘れかけていた恋愛の楽しさに気づいていきます。
『恋ノチカラ』見どころ
このドラマはどのキャラクターもとても魅力的なのですが、なんといっても深津絵里さん演じる藤子さんがチャーミングで、コミカルなシーンも多くたくさん笑わせてもらえます。
仕事に一生懸命な姿は素敵で応援したくなりますし、恋愛に対してはお人好しな部分が出てしまい、不器用でじれったい姿にも共感が持て感情移入して見ることができます。
ラブコメとしても三角関係になったりと切なかったり、もどかしさにキュンとするシーンもあり面白いですし、お仕事ドラマとしても爽快感のあるシーンや感動できるシーンが多々あり、様々なキャラクターに感情移入して楽しめる作品です。
このドラマを見た後しばらくは、貫井企画という会社に本気で就職したいと思ってしまうほど魅力的でした。
小田和正さんが歌う主題歌の『キラキラも』ドラマにとても合っていて、今でもイントロを聞くだけでこのドラマを思い出して胸が熱くなります。
『恋ノチカラ』感想
何が大切?
私はこのドラマを観て、仕事に対する姿勢や働き方など、主人公だけでなく出てくる人それぞれから学ぶことがたくさんありました。
このドラマを見て私が強く感じたことは、どのような仕事をするかより、誰とどのように仕事をするかが大切だということです。
貫井企画のメンバー達がお互いを信頼して尊敬し合って働いている姿がとても素敵で、チームワークで仕事をする楽しさや魅力を学びました。
私自身、どんなに仕事内容が好きで楽しくてワクワクできるものだったとしても、一緒に働く相手によって全く楽しくないと感じることも・・。
また、働いている中で一見一人で行っているように見える仕事でも、誰かのサポートの上で成り立っているものばかりだということも痛感しました。
そして、相手を変えることは難しいことですが、まず自分の意識を変えてみることが大切と感じました。
相手の尊敬できる部分を探したり、信頼してもらえるように誠実な態度を心がけるなどやり方は沢山あります。
これは仕事だけでなく普段の生活にも当てはまると思います。
夢や理想を追うことが全てではない?
ドラマのシーンで『いくらお金が稼げて人から評価されても自分が楽しくなかったら意味がない』と言い切り大手広告代理店から独立する貫井さんの姿があります。
自身の夢や理想を実現するための行動力は凄いと感じたし、それを実現できる能力があることもとても羨ましく感じました。
しかし、夢や理想だけを追って生きていくことはできない現実の厳しさも描かれています。
それを知る吉武さんが営業担当を引き受け、理不尽なクライアントの要求に頭を下げ大変な思いをして仕事を取っている姿が描かれています。
そんな営業担当をしている吉武さんが実は元々クリエイター志望だったと分かった時に、自分の希望と違う仕事でも気持ちを切り替えて一生懸命働き、結果を出す吉武さんは凄いと思いました。
華やかな仕事のその裏で、献身的にサポートしてくれる人の存在があります。
夢や理想を追うことも大切ですが、その一方でサポートしてくれている存在を忘れてはいけないと感じました。
自分に何が出来るか考えてみる
私は貫井さんのように自分自身の能力を信じて行動できる程の自信はありませんが、吉武さんのように自分の希望とは違う場所でも頑張ることならできると思いました。
それまでは興味がない仕事に就くことなどはあまり考えられませんでしたが、興味がある仕事も特に興味がない分野の仕事でも、その場で自分にできることが何なのかを考え一生懸命に働くことができれば何かしら得られるものがあると思えるようになりました。
どのような仕事でも自分なりに楽しさを発見しながら働くことが大切と感じました。
まとめ ドラマ『恋ノチカラ』の 感想レビュー! 『2002年』
このドラマは貫井企画という会社全体が魅力に溢れているのですが、やはり一番の魅力は本宮藤子の人間力だと思います。
20代で結婚のチャンスを逃し彼氏もいなくて、ダサい格好をしながらお酒ばっかり飲んでいるような30歳の干物女なのですが、それでも溢れる魅力が藤子さんには沢山あります。
一見、悪者に見えてしまう吉武さんの気持ちを汲んで庇ったり、行動だけで人を判断するのではなく、その人の行動の裏側にある気持ちを考えられる優しさを持っています。
自分の気持ちを抑えて近くにいる人の幸せを願うことができる素敵な人です。
しかし、そんなお人好しな面もありながら、遠い国の不幸な女性が自分の身に降りかかった悲劇を話す番組が大好きで毎日見ていて、人の不幸を見てるとホッとしたりと(笑)
ただの良い人ではなくてなんだかリアルで人間らしくて好感がもてますし、その絶妙なバランスが抜群に面白いです。
普段は周りに振り回されることが多い藤子さんですが、周りの人のことをしっかり見ていて、肝心なところではバシッと核心をつくような発言をして格好良いところもありますし、藤子さんのセリフは心に響くものが多いです。
特に仕事や恋愛で悩む方にはグサグサ刺さると思いますし、たくさんの言葉が響きますが、藤子さんを見て一緒に頑張ろうと思えて元気になれるドラマです。
何よりどの場面の藤子さんも本当にチャーミングで、内側から溢れる魅力で満載です。
今でもどの世代にも受け入れられる素敵なドラマではないでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございました。